愛犬の安楽死
2008 / 06 / 20 ( Fri )
 昨日の午後6時ごろ、我が家で15年共に過ごした犬を安楽死させました。
 僕が結婚して実家を出てからは疎遠になっていたのですが、帰る度に惜しみなく尻尾を振ってくれるヤツでした。
 丁度夜勤の日、お昼ごろに母からメールでその話を聞かされました。
 聞いた所によると、半月ほど前から具合が悪く、前足の付け根に肉腫ができていたそうです。

 それが徐々に大きくなっていき、後ろ足よりも膨らんで一昨晩破裂。
 二度の大出血と激痛で錯乱状態になり、安定剤を通常の三倍使って寝らせたのだと聞きました。
 その晩はほんの少しでも家族が離れようとすると錯乱して泣き喚いていたが、今は静かに眠っていると…。



「今日、安楽死をさせるが家族全員の承諾が必要。」



 ヤツは仔犬の頃、それまで団地に住んでいてペットは飼えなかった我が家にやってきた念願の犬。
 クッキー2缶と図書券2000円で貰われてきたシェパードと柴のミックスだったヤツ。

 本心を言えば最期に会いたかったです。
 一晩待って夜勤明けに顔を見て、頭を撫でて美味しいものお腹一杯食べさせてから送ってやりたかった。
 でも、生命を終えるのはヤツであり、苦しむのはヤツであり僕一人のわがままで…残されて生きていく僕のわがままで苦しみを長引かせてはいけないと思い、承諾の旨を伝えました。

 一方的に生命を選択する事に「わがまま」を突きつけられる場合もあるかも知れませんが、我が家のヤツのケースでは妥当だと考えています、手術やその後、年齢などを感情的な部分とは別に考慮した結果でしたから。



 後ろ髪を引かれる想いで夜勤に行き、程なく旅立ったとの連絡がありました。

 三度目の大出血を起こしてしまい、先生を30分早く呼んだそうです。
 妹が柔らかく煮た鶏肉をたらふく与え、もっと食べたいと食欲は旺盛だったヤツの最期は痛みから解放されて安らかだったと聞かされました。



 今、ヤツはペット専門の葬儀業者の冷蔵庫の中に眠っています。
 この陽気で腐敗するのを防ぐ為に。
 明日は朝早くに火葬、埋葬の予定。
 僕はそれに行ってきます。



 生涯を我が家で過ごし、メスと連れ添う事も無く子孫も残さず旅立っていったお前。
 我が家の番犬として、優秀とは言えないまでも一生懸命尽くしてくれたお前。
 お前の旅路の幸運を祈る。

 明日、会いに行くからな。
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